トイレロード2020
作者:たかはら たいし


・蔵前テルマ♂
トイレを我慢しているいっぱいいっぱいなyoutuber
・吾妻ヨシノ♀
トイレを我慢しているいっぱいいっぱいな蔵前の助手
・オスマン・コンサン♂
南米オラガ村のトイレを統治する王
・ポンチ・チンチポゥ♀カタコトの日本語を喋る蔵前、吾妻の現地ガイド


※2019年1月18日 台本使用規約改定(必読)




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〜南米・オラガ村にて〜
蔵前「テルテルテルテルテルゥ!蔵前ェー!テルマッ!ハロー、ユーチューブ!
テルテルてるチャンネルをご覧の皆さま。蔵前テルマです。
本日はここ、南米オラガ村にやってきてます。今回はこの村に伝わる変わった風習を紹介しちゃいまッス!
それでは早速!テルテルテルマーックス!」

吾妻「(上記台詞に被せて)ハァ、その挨拶寒いんだよ。コメ欄にも“挨拶ウゼー”って書いてあるだろうが。
ネット上でチヤホヤされるのも今年いっぱいだからなテメー。」



蔵前「(優しそうな雰囲気を一変させて)おい、吾妻。」

吾妻「アッ、ハイ!」

蔵前「ちょっと一旦動画止めろ。」

吾妻「は、はい。」

蔵前「・・・ヨシノ。お前、いま何か言ったろ?」

吾妻「い、いえ。何も言ってませんけど・・・。」

蔵前「俺には伝わってんだよ。お前のフィーリングが。」

吾妻「えっ?な、なんの事かよくわからないんですけど・・・。」

蔵前「ああ、そう。とぼけるんだ?まぁ別にいいけどね、あの事をバラしても・・・。」

吾妻「あっ、あの事って、な、なんですか」

蔵前「(吾妻の耳元で)白夜のホワイトデー事件。」

吾妻「アッ、アアアアアアア......」

蔵前「(耳元で)あの一夜の事を、SNS上に晒してやってもいいんだぜ?」

吾妻「(目に涙を浮かべながら)すっ、すみません・・・すみませんでしたッ、どうか、どうかそれだけは・・・。」

蔵前「バラされたくなかったら、わかってるよな?」

吾妻「はい!蔵前さんの言う通り!ホテルに着いたら黒のボンテージ姿で
ベッドの上でライトに照らされて、もじもじしながらお待ちしてます!
だから!どうかそれだけは、それだけは・・・。」

蔵前「わかればいいんだ。二度と俺にナメた口を利くんじゃねーぞ。」

吾妻「はっ、はいぃ・・・、それはもう。」

ポンチ「アノ〜、すみませェン。」

蔵前「?」

ポンチ「アナタたち。日本から来たヤツラ?ワタシ、アナタたちガイドする、ニンゲンなのだワー。」

吾妻「あー、現地ガイドの方ですね。」

ポンチ「イカニモ。ガイヅ。」

蔵前「どーもどーも。僕が蔵前です。」

吾妻「吾妻です。」

ポンチ「(食い気味に)オーイエス!アーッハン!オウ!アン!ウゥーン!エキサイティング!」

吾妻「えっえっ怖い、なんですかなんですかこの人、急に喘ぎ出したんですけど。」

蔵前「“ああ、あなた達が日本から来た動画配信の人たちですね”って言ってるんじゃないの?」

ポンチ「ワタシのなまえネ。ポンチ・チンチポゥ。」

蔵前「えっ?」

ポンチ「ポンチ・チンチポゥ。」

蔵前「えっなんて?」

ポンチ「(ゆっくり目に)ポンチ・チンチポゥ。ポンチ・チンチポゥ。」

吾妻「えっ?チンp」

ポンチ「(上記台詞を遮って早口で)ノンノンノンノン。ポンチ。ポンチ。
ポンチ・チンチポゥ。ポンチ。ポンチ・チンチポゥ。チンチポゥ。ポンチ。
チンチポゥ。ポンチ。ポンチ・チンチポゥ。
オーイエス!アーッハン!オウ!アン!ウゥーン!ダカラワタシハエクスペリアー!」

蔵前「(途中で遮って)あっはい!ポンチさんね!ポンチさん!」

ポンチ「イエス。ポンツィ。」

蔵前「よろしくお願いします。」

ポンチ「ポンチ・チンチポゥ。」

蔵前「もうわかったよ!」

ポンチ「オーイエス。アーッハン!オウ!アン!イエス!イエース!アメイジング!」

吾妻「なんなんですかねこの人。」

蔵前「なんだろう。相槌の打ち方がとってもピンクだよな・・・。」

ポンチ「ワタシ。ヤッテきたワケ。承認欲求剥き出しの。哀れなオマエたち。ガイドする。」

蔵前「おい今このガイド、カタコトでさらりと失礼な事言わなかったか?」

吾妻「き、気のせいじゃないですか?」

ポンチ「オイ、このカメムシども。ソンナことはどうでもイイから、黙ってワタシにツイテコイ。」

蔵前「ねぇやっぱりさらっと失礼な事言ってるよね?さらっと。」

ポンチ「早くツイテコイ。話が進まねーダロ。黙って足ヲ動かせボンクラ。」

吾妻「ポンチさん、日本語お上手ですねー。」

ポンチ「ワタシ。ジャパンのアニメーション大好き。ソレでニホンゴの勉強した。ジャパンのアニメ、スバラシイ。」

蔵前「あー、やっぱり日本のアニメって国境越えた文化になってんだなー。」

吾妻「ポンチさんはどんなアニメがお好きなんですか?」

ポンチ「インジュウガクエン。」

吾妻「えっ?」

ポンチ「インジュウガクエン。」

蔵前「そんなアニメあったっけ?」

吾妻「いや、私も知りません。」

蔵前「学園ものアニメかな?」

吾妻「タイトル的にそれっぽいですよね・・・。」

ポンチ「ソレから、マホウショウジョ、」

吾妻「あっ、まどマギですか?」

蔵前「あー、一時期めちゃめちゃ流行ったよな。」

ポンチ「ノンノンノンノン。マホウショウジョアイ。」

蔵前「魔法少女アイ?えっ、そんなアニメあったっけ?」

吾妻「いやぁ、私も聞いた事が無いですねぇ・・・。」

ポンチ「オイ、クソども。着いたゾ。」

吾妻「・・・なんか、薄汚いテントですね。」

蔵前「ちょっと待って、ちょっと待って。」

吾妻「なんですか?」

蔵前「(手で鼻を抑えながら)・・・いや、なんだか、ほんのり匂わない?」

吾妻「あ、はい。確かに、結構な刺激臭がしますね。」

蔵前「えっ、ポンチさん。ここは何?」

ポンチ「見てワカラネーのかバカタレ。」

蔵前「おいお前さっきからなんなんだその口の利き方は。」

ポンチ「ココ、便所ダ。」

吾妻「あっ、そうなんですか。通りで臭いわけですね。」

ポンチ「オラガ村のニンゲン達。トイレする時、一風変わったルール、ある。」

蔵前「へぇ〜、なんか面白いの撮れそうじゃん。うっし、ヨシノ。動画回せ。」

吾妻「はい。じゃ、じゃあ動画回しまーす!3...2...1...」

蔵前「はい!というワケでッ!オラガ村のテントの前にやって来ましたー!
なんと実はこのテント、オラガ村の人たちが使うトイレなんです。
実はこの村では、トイレをする時、変わったルールがあるようなんです。
どんなルールなんでしょうか?早速、テントの中に入ってみましょう!」

テントに入る蔵前、吾妻、ポンチ。テントの中には老人が一人、座っている。

蔵前「へ・・・?」

オスマン「・・・。」

蔵前「あ、あのぉー・・・?」

オスマン「・・・。」

気まずそうな間。

蔵前「(小声で)現地の人を発見しましたー!」

オスマン「・・・。」

蔵前「なんかめちゃめちゃ雰囲気がスゴイ!もしかして、この村の村長さんですか!?」

ポンチ「オイ。ジジイ。キサマ村長か?」



オスマン「(重苦しい雰囲気で)あば。」

蔵前「へっ?」

ポンチ「村長ではナイ。」

オスマン「あば。あばばば。」

ポンチ「ワタシは、オラガ村のトイレを統治している王デス。」

蔵前「へ、へぇえええ!おい吾妻!王だって!この人、王サマだよ!」

吾妻「スゴイですね。なんか、すごい威厳が漂ってますね。」

蔵前「お、お名前は?」

ポンチ「ナマエ教えろ。」



オスマン「オスマン・コンサン。」

蔵前「えっ?」

オスマン「オスマン・コンサン。」

蔵前「えっなんて?」

オスマン「(ゆっくり目に)オスマン・コンサン。オスマン・コンサン。」

吾妻「えっ?マンk」

蔵前「(台詞を遮って)オスマンさん!オスマンさんね!」

オスマン「あば。・・・あばばば。」

ポンチ「そうデス。今年から兄に替わってワタシがこの村のトイレの王になりマシタ。」

蔵前「へぇ〜!ご兄弟がいらっしゃるんですね!」

オスマン「あば。あばばば。あばばば。あば。」

ポンチ「ワタシは12人兄弟の三男デス。」

蔵前「わー、ご兄弟がそんなにいっぱいいるんですねぇ!」

オスマン「エドゥドゥーマン・コンサン。アジャラバミーマン・コンサン。
アンマン・コンサン。キッコーマン・コンサン。プッチュッチュマン・コンサン。
オットットッマン・コンサン。ウルトラマン・コンサン。」

蔵前「(台詞を遮って) わかったよ!兄弟いっぱいなのはわかったよ!」

吾妻「兄弟全員の名前に悪意を感じる・・・。」

オスマン「あばばば。」

ポンチ「犬も飼ってマス。」

オスマン「ドーベルマン・コンサン。」

蔵前「(台詞を遮って)なんでドーベルマンなんだよ!ポメラニアンとか飼え!」

吾妻「確信犯な気がしてきました・・・。」

ポンチ「コノ日本人ドモ。コノ村のトイレのルール。知りタイ。」

オスマン「あば。あばばばば。あばばば。」

ポンチ「コノ村ではトイレの前に、カラダの中の邪悪なモノをキレイにする。
キレイにシテから神サマにお祈り捧げる。出すのはソレカラ。」

蔵前「へぇ〜!神さまにお祈りしないとトイレ出来ないんだね。」

吾妻「確かに日本じゃ考えられませんね。」

オスマン「あば。」

蔵前「ん?なにこれ。」

ポンチ「オマエら。コレ食べろと言ってイル。」

蔵前「えっ?なにこれ?」

吾妻「なにかを乾燥させた物ですね。」

蔵前「ていうか、待って待って。ここ一応トイレらしいんだけど、その・・・、衛生面的に食べたらヤバいんじゃないかな?」

オスマン「あば。あばばば。」

ポンチ「ソレは体内の邪悪な気を消してクレル聖なる食べ物、ポポピン。ダイジョーブだとジジイ言ってる。」

蔵前「ポポピン?なんだか可愛らしい名前だね。」

吾妻「(匂いを嗅ぎながら)・・・なんか、ほんのり匂いますけどね、ポポピン。」

蔵前「聖なる食べ物って言ってるんだし、大丈夫っしょ。じゃあ早速、ポポピンをいただいてみます。」

謎の食べ物、ポポピンを口にする蔵前。

吾妻「どうですか?」

蔵前「うーんとねぇ。なんだろう・・・、ちょっと固い、さきイカっぽい感じ?」

吾妻「へぇー。」

蔵前「味はほんのちょっとだけしょっぱい。ほら、吾妻も食べてみろよ、ポポピン。」

吾妻「じゃあ、ポポピンいただきます。」

蔵前「ほら。さきイカだろ?」

吾妻「うん。うん。あー・・・、さきイカっていうよりはあれっぽいですね。エイヒレ。」

蔵前「あー確かに!エイヒレだ!あんまり味のしない固いエイヒレ!」

吾妻「まぁでも、普通に食べれますね、ポポピン。」

蔵前「食える食える。・・・で、一体ポポピンってなんなんすか?」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「ソレハ、ワタシの足の皮デス。」

蔵前&吾妻「おえええええええええええええええ!!!!!!!!!」

オスマン「あばば。あばばばば。」

ポンチ「カルチャーショックでも受けたかニホンジンよ、と言ってイル。」

蔵前「カルチャーショックじゃねーよ!単純に怒りの感情だけが沸いたよ!!」

吾妻「食べ物ですらないじゃないですか!」

オスマン「あばば。あばばば。」

ポンチ「ワタシの汚い足の裏の皮食べて、カラダの中の邪悪取り除く。」

蔵前「邪悪なのはお前だ!」

オスマン「(小声で)アッハッハッ……」

ポンチ「うわーwwwおもしろーwwwざまぁwwwwってジジイ言っテル。」

蔵前「面白くなんかな・・・!うっ、うぐっ・・・。」

吾妻「え?どうしたんですかテルマさ・・・。うっ、ううううう・・・。」

ポンチ「ドウした。ニホンジン2名。」

蔵前「は・・・、腹がァ・・・。」

吾妻「おっ、お腹が痛いッ・・・。」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「ソリャそうダ。ワタシの足の裏。汚い。トテモ汚い。」

蔵前「ああああああ・・・、やばいやばい・・・。急速に、便意が・・・。」

吾妻「催して来ました・・・。とてもとても、それはとてもォ・・・。」

蔵前「すみません。トイレ貸してくださいッ・・・!」

オスマン「あば。」

ポンチ「ソレはダメだって老いぼれが言ってル。」

吾妻「なんでですかッ・・・、ちゃんとポポピン食べたじゃないですかッ・・・!」

オスマン「あばば。あばばばば。」

ポンチ「オラガ村のトイレのルール。ポポピンを食べてから神サマにお祈り捧げる。トイレはソレカラ。」

蔵前「祈ってる場合じゃねーんだよ!お腹!お腹がヤバいんだよ!」

吾妻「大体、足の皮を食べさせておいて、ルールを守れっておかしいですよ!」

オスマン「あば!あばばばばば!」

殺気立った様子でテントの隅に立てかけてあった大きな剣を掴むオスマン。

ポンチ「ソウか。ならばワタシはトイレの王としてキサマらを罰っせねばならん。
コノ村から生きて帰レルと思うなよニホンジン。晩鐘は汝の名ヲ指し示シター。」

オスマン「オマエタチ コロス。」

蔵前「待って待って待って!する!します!お祈りします!」

吾妻「だから!トイレを貸して下さい!殺さないで!!」



オスマン「あば。」

ポンチ「ウン。イイヨー。」

蔵前「よかった・・・、生命の危機は去った・・・・。」

吾妻「別の危機が刻一刻と迫ってきてますけどね・・・。」

蔵前「ああ、肛門へと確実に迫ってきてるな・・・・。」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「ソレではオラガ村の護り神、ナゾトキハディナーアトデに祈りを捧げマス。」

両手を大きく広げるオスマン。

オスマン「あば。」

ポンチ「両手を大きく広げろ。」

蔵前「は、はい・・・!」

吾妻「こうですか?」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「オマエら。ホントに両手を広げてイルか?」

蔵前「いや、見て下さいって・・・、ちゃんと広げてるじゃないですか・・・。」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「マイク前でバカみたいに両手を広げろヨ。さもナイと延々と祈りを始めないゾ。」

オスマン「ワカッタカ? チャント ヤレヨ。」

吾妻「何わけのわからない事言ってるんですか・・・、開いてますから早くしてくださいッ!」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「それじゃあ始めます。」

オスマン「(狂ったように祈りを捧げる) ナゾトキィハァーディナーアトデェー!
ナゾトキィハァーディナーアトデェー!ナゾトキィハァーディ・・・・、あば。」

蔵前「なんすか・・・?」

ポンチ「オマエらも祈れと言ってイル。」

オスマン「(狂ったように祈りを捧げる)ナゾトキィハァーディナーアトデェー!
ナゾトキィハァーディナーアトデェー!ナゾトキィハァーディナーアトデェー!」

蔵前&吾妻「(両手を広げながら必死に)ナゾトキィハァーディナーアトデェー!
ナゾトキィハァーディナーアトデェー!ナゾトキィハァーディナーアトデェー!」

オスマン「あば。」

ポンチ「違う違うそうジャナイ。」

吾妻「なんで!?ちゃんと祈ってるじゃないですかッ・・・!」

オスマン「あば。」

ポンチ「発音が全然チガウ。」

オスマン「ナゾトキィ。」

蔵前&吾妻「ナゾトキィ!」

オスマン「(1音1音はっきりと)ナゾトキィ。」

蔵前&吾妻「ナゾトキィ!」

オスマン「(1音1音はっきりと)ヌァ、ヌァ。 ヌァゾトキィ。」

蔵前&吾妻「ヌァゾトキィ!」

オスマン「(1音1音はっきりと)ヌァゾトゥキィ。」

蔵前&吾妻「ヌァゾトゥキィ!」

オスマン「(1音1音はっきりと) トゥキ。トゥキィ。」

蔵前&吾妻「ヌァゾトゥキィ!」

オスマン「バンプオブ、トゥキィン。」

蔵前&吾妻「バンプオブ、トゥキィン!」

オスマン「パシフィコ横浜。春の大感謝祭。」

蔵前&吾妻「パシフィコ横浜。春の大感謝祭!」

オスマン「へぇ〜、思ったよりもナッツぎっしり〜」

蔵前&吾妻「へぇ〜、思ったよりもナッツぎっしり〜!」

オスマン「ほう。今日のお客さんはノリがいい。」

蔵前&吾妻「ほう。今日のお客さんはノリがいい!」

オスマン「嫁に食わすな、秋のナス。どうもユースケ・サンタマリアです。」

蔵前&吾妻「嫁に食わすな、秋のナス。どうもユースケ・サンタマリアです!」

オスマン「(アドリブ)」

蔵前&吾妻「(オスマンが言った事を復唱して下さい)」

オスマン「(アドリブ)」

蔵前&吾妻「(オスマンが言った事を復唱して下さい)」



オスマン「あば。」

ポンチ「お祈り、コレデ終わり。」

蔵前「いよおおおおっしゃああああ!これで危機を脱する事がようやく出来る!」

吾妻「く、蔵前さん・・・、さ、先にどうぞ・・・。ただ、私も結構限界なので早く済ませてください・・・。」

蔵前「わーったわーった!ちょっちょっと出して!ちゃちゃっと戻ってくるからよ!!」

オスマン「あば。あばばばば。」

ポンチ「ソウいえばオマエらに言い忘れてたルール、もう1つアル。」

吾妻「えっ?」

ポンチ「オラガ村のトイレのルール。誰かがトイレ使う。ソノあとトイレ、12時間使っちゃダメ。」

蔵前&吾妻「なんでえええええええええ!?」

オスマン「あばば。あばばばば。」

ポンチ「神サマだってお休み必要。神サマ、1度に大量のクソ、受け止めきれない。」

蔵前「受け止めてくれよ!寧ろ受け止めてくれよ!俺らのクソを!!」

吾妻「半日も要ります!?私たち二人とも限界突破寸前なんですよ!!」

オスマンが再度、部屋の片隅に置いてある槍を掴む。

オスマン「オマエタチ コロス。」



蔵前「だったら俺から行く!おい吾妻!お前さっき先にどうぞって言ったよな!?」

吾妻「いやちょっと待って下さい!蔵前さん!半日なら話は別です!先に譲ってください!!」

蔵前「は!?」

吾妻「ていうか、レディファーストって言葉知らないんですか!?私が!!かよわい女の子が危機に瀕しているんですよ!!」

蔵前「お前のことなんか女と思ってねぇよバーカ!!」

吾妻「はぁ!?!!!?」

蔵前「ていうか言っておくけどな!!誰のおかげでここまでのし上がれたと思ってんだ!!」

吾妻「あーーーっ、今!今そういう話持ち出すんですか!?」

蔵前「誰のおかげだよ!俺の名を言ってみろ!!」

吾妻「(小声で)うるせぇな...。」

蔵前「ああ!?」

吾妻「うるせぇって言ってんだよ!!ポークビッツのクセしやがって!!」

蔵前「おま・・・!おまおまおまえ...誰に向かってそんな口利いてんだ!!」

吾妻「目の前にいるクソ勘違い野郎にだよ!!ネットでちょっとチヤホヤされて図に乗ってる勘違い野郎に言ってんだよ!!」

蔵前「テメぇ!!ヨシノこの野郎!!」

吾妻「なんだよ!!ミートボールばっか食ってそうなツラしやがって!!」

蔵前「食ってねーよ!!お前の方こそな!!いちいち濃いんだよ!!」

吾妻「はあ!?」

蔵前「何がとは言わねーけど!濃いんだよ!!なんなんだ!?お前ゴリラの子孫か!?あああん!?」

吾妻「ちっげーよ!!ヨシ子の娘だよ!!ゴリラじゃねーよ!!そのソフトモヒカン、5ナノも似合ってねぇぞ!!」

蔵前「なんだとコラー!!」

吾妻「やるかコノヤロー!!」

ポンチ「(二人のやりとり中に)あのォ、スミマセン。」

蔵前「なんだよ!!」

ポンチ「チョット、トイレお借りシマス。」

蔵前「はい!ごゆっくり!!」

吾妻「いってらっしゃい!!」

ポンチがトイレに入る。



蔵前&吾妻「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



ポンチ「ふぅ。スッキリスッキリ。」

蔵前「あ、あああああ......。」

吾妻「あばばばば....。」

ポンチ「ん。ドウシタ?オマエたち。」

蔵前「トイレ ハイッタ。」

ポンチ「オマエら、グダグダやってたから先にヨロシクやってキタ。」

吾妻「ワタシタチ ハンニチ デキナイ。」

ポンチ「ゴールデンシャワー、スゲーいっぱいデタ。」

蔵前&吾妻「あ、あああああ....。」

ポンチ「ガマンガマン。ニホンジン、譲り合いスピリッツのツツマしい者ドモ。」

蔵前「モウ ムリ ガマンデキナイ...。」

吾妻「オカアサン ゴメンネ...。」

嫌な間。

ポンチ「ンー?スゲークセーぞ。」

オスマン「ニオウ。トテモ ニオウ。スッゲークサイ。」

ポンチ「オマエたち、ついにヤッチまったナ。」

蔵前「あば、あばばば。」

吾妻「モウ ワタシ オヨメニイケナイ...。」

オスマン「オマエラ ソレ チャント ソウジシテイケヨ。」



ポンチ「(とても明るい様子で手を叩きながら)ヘイ、ユーたち。スマイルスマイルゥ☆」

蔵前&吾妻「ふざけんなあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」


THE END...

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