深紅の約束(プロミス)
作者:domino

 =はじめに=
 この台本はコメディ台本です。
 台本中にある誤字や、脱字。説明不足な部分や、トンデモ展開も総て仕様です。
 真剣にやるとよりいっそう面白いかと思います。
 かっこよく、可愛く演じることを強くお勧めいたします。

 =ルール=
 ・ミュート禁止。笑い声もオンマイクで!



ジン♂:
ヒジリ♀:
ソウヤ♂:
サチ♀:
ナレーター(N)♂♀:





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N:第一話 白と黒、交わらない約束(プロミス)

N:登場人物紹介

N:黒神 靭(クロガミ ジン)
  ロックバンド『ブラッドラグナロク』のボーカル。長めの金髪のイケメンで血液型はAB型でRH-。
  基本的には女性にも子供にも優しいけど、自分の大切にしているものを傷つける人間は許せないタイプ。
  昔はかなり荒れていたらしい。

N:白亜 聖(ハクア ヒジリ)
  ライブハウス『世界樹』で働くウェイトレス。赤みがかったセミロングの茶髪の美少女で血液型はAB型でRH-。
  身体が弱いが、いつも笑顔で働いて頑張っている。小さな頃から花の声を聴くという不思議な力があるらしい。

N:東雲 颯夜(シノノメ ソウヤ)
  靭の親友。クールで短い赤髪のイケメンで血液型はA型。高校の時、荒れている靭を止めたのが始まりで親友。
  モテるが、特定の女性とは付き合わない、そこには昔とある女性との悲しい別れが関係しているらしい。

N:秋庭 倖(アキバ サチ)
  聖の親友。それなりに可愛い。ソウヤが好き。



N:ブラッドラグナロクのライヴ終了。黄色い声援。

ジン「ありがとう! また次もロックしようぜ!」

N:ジンは手を胸に当てるジェスチャーをしながら微笑みながらステージを後にする。
  ライヴの感動がコンサート会場を支配していた。終わったことが悲しくて泣いている人もいたくらいだった。

サチ「うわー!すごい声援、流石はジンだね!」

ソウヤ「今じゃ結構人気らしいな。この間テレビの取材とかきたみたいな感じのこといってたらしいってきいたし」

ヒジリ「へぇそうなんだ。それにしてもすごい声援、流石はブラッドラグナロクだね!」

ソウヤ「……そうだな」

サチ「なーに? もしかしてジェラシー?(笑)」

ソウヤ「っばか、ちげーよ!」

ヒジリ「だったらソウヤもバンドとか作ったらいいんじゃない? お店のお客さんの若い可愛い女の人とかもソウヤみてカッコいいとかいってたから、ボーカルとかやったら絶対人気でるよー」

サチ「それいいじゃん! それでジンのバンドとソウヤのバンドとでコラボライヴみたいなことしようよ!」

ソウヤ「っばか、そういうのはそんな簡単にはいかねーもんなんだよ。やっぱジンがああいう風になってるのは……まーいいたくねーけど、才能みたいなもんがやっぱ関係してるんだって。やっぱさ」

サチ「ふーん……まーソウヤがそういうなら仕方ないね」

ヒジリ「相変わらずの頑固さんなんだから……あ、もうこんな時間だ!」

ソウヤ「店戻る時間か?」

ヒジリ「うん、今日はいつもより早く入らないといけないんだったんだっけ。よーし、頑張るぞー!」

N:元気な感じで腕を回すヒジリ。走りだそうとするヒジリ。

サチ「あ! ちょっとヒジリ! ジンは待たなくていいのー?」

ヒジリ「ごめん! 後でお店に来てくれたら嬉しいなって言っておいてほしいな!」

サチ「それくらい自分で言いなさいよ! 照れ屋なのはわかってるけどー(笑)」

ヒジリ「もうサチうるさーい(笑)」

ソウヤ「あんまり走るなよ! 危ないからな! 転んだりするし!」

ヒジリ「ありがとソウヤ! また後でね!」

N:ヒジリは出て行った。ジンが入ってくる。色々変装している。

ジン「よっ」

ソウヤ「誰だ!」

ジン「俺だよ俺(笑)」

サチ「ジ、ジン!?」

ジン「シッー! バレたらめんどくせぇ感じのことになるからわざわざ変装してるんだぞ。いっちまってばれちまったら台無しだぜ」

サチ「あーなるほどね。そういうことなら最初に言ってよ!」

ジン「言う前にいっちまったんだろー? まー幸いまだバレてないみたいだから結果オーライってとこかな(笑)」

ソウヤ「ったく……にしたってもっと良い感じの変装の方法もあるだろう。なんでそんなアフロのカツラなんかかぶってるんだよ」

ジン「パパイヤ鈴木だよ!」

サチ「やだそれうけるー!(爆笑)もーほんとお腹痛……」

ソウヤ「相変わらずサチの笑いのツボはズレてるな」

ジン「それを的確につけるってことは、俺はさながらケンシロウ並ってことかな?」

ソウヤ「お前はあんなに筋肉ないだろ、どっちかっていうと痩せてるし。っていうか最近ちゃんと食べてるのか?前よりすごい痩せてるが」

ジン「ぶっちゃけさ、結構今忙しくて、あんまり飯食べる暇とかないんだよ。新しいアルバム『太陽を掴んだイカロス』の収録もあるし。来月から全世界ツアーとか決まっちまってさ」

ソウヤ「全世界って……お前、ヒジリには言ったのか!?」

ジン「まだだよ、だってさっき急遽決まったって事務所から言われたんだからな」

サチ「それより食べてないって大丈夫なの? 絶対そんなので全世界とか回れないよ!? 世界にはジャングルとかエジプトの砂漠とかあるんだよ!?」

ソウヤ「っばか、そこじゃねーだろ」

サチ「そっか……ジュン」

ジン「はは、心配さんきゅ。でも大丈夫。俺こう見えても結構つえーんだぜ?」

ソウヤ「あんまりほめられたことじゃないけどな。あの頃のお前は思い出すだけで涙が出る気がするぜ」

ジン「ああ、苦しかったよ。心が死んでて、何もわかっちゃいなかった」

サチ「ええ? でもジンくんは優しいじゃない」

ソウヤ「それは今のこいつだからだよ。昔のこいつは思い出すだけで涙が出るほど荒れてたんだ」

ジン「でも俺はもう喧嘩はしないって決めたから。」

N:そう。ジンは昔荒れていて、そのときは狼のように強いことから、魔狼フェンリルと呼ばれていた。

ジン「おらおらおら! もっとつえーやつはいねーのか!」

ソウヤ「お前が魔狼フェンリルか」

ジン「あん? だれだてめーは! つえーのか!」

ソウヤ「聞きしに勝る猛将だな」

ジン「そんなこと関係ねーぜ! うりゃー!」

N:一方ソウヤも強く、美しい戦いをすることから、平成のナルキッソスと呼ばれ親しまれていた。

ジン「くそ! あたらねぇ! 俺のフェンリルクローが!」

ソウヤ「遅いぜ!」

ジン「くそ! あたらねぇ! もっと早くしないと!」

ソウヤ「醜いぜ!」

N:2人は戦い、そして親友になった。そして、今は誰よりも仲がよい2人として親しまれていた。

サチ「そんなことがあったんだ。全然知らなかった」

ジン「今ではいい思い出だよ。あの時があるから、今がある。あの苦しい経験が、今の俺のライフスタイルに生きているんだ」

ソウヤ「俺もそうだな。俺のライフスタイルも、あの時の戦いに影響されたんだ」

サチ「2人とも、すごいライフスタイルもってるもんね。私も見習いたいな」

ソウヤ「お前にはまだ早いな。身長を後20センチは伸ばさないと」

サチ「ちっちゃいからって馬鹿にしないでよー! ブンブン」

ジン「なんだ、お前らいつのまにそんなに仲良くなったんだ?」

サチ「え? そんなに仲良く見えちゃう? 嬉しい!」

ソウヤ「そうでもねーよ」

サチ「ちょっとひどい! そんなに直ぐ否定しなくても!」

ソウヤ「はは! 悪い悪い! 出来心!」

ジン「そういえば、ヒジリは?」

サチ「店に戻ってるって、ライヴ終わったらお店に来てくれると嬉しいなって伝えといてって言われたんだ」

ジン「っばか! 早くいえよそれを!」

N:ジンは風のように早くコンサート会場を後にした。
  一方その頃ヒジリは、ライブハウスでお酒を配っていた。

ヒジリ「はい、これがうちのオリジナル、ブラックラグナです。とっても美味しいんですよ」

N:ヒジリは可愛いので大人気だったが、店を閉める時間になっても人が帰らないので困った。
  それにジンがこないのも気になっていた。

ヒジリ「もう、ジンったら遅いなー」

N:その時、ヒジリのスマートフォンが鳴った。
  着信メロディはブラックラグナロクの名曲、『命或るものに生を』だ。
  電話に出るとソウヤだった。

ヒジリ「ソウヤ! どうしたの? 何かあった?

ソウヤ『まだ、ジンそっちいってねーか?』

ヒジリ「うん。何してるんだろうね」

ソウヤ『何か嫌な予感がするんだ。店の前に出てくれないか?』

ヒジリ「え!? 嫌な予感!? わかったよ!」

N:ヒジリは急いで店の外へと続く階段を駆け上がった。
  途中一度転んだりもしたが、急いでいるので痛くなかった。

ヒジリ「嫌な……嫌な予感がする!」

ソウヤ「ヒジリ! やばいぜ!」

サチ「ヒジリ! 大変だよ!」

ヒジリ「2人とも! もう着いたんだ!」

ソウヤ「それが、ジンのやつ、事故ったみたいなんだ!」

ヒジリ「……え! 嘘、嘘!」

サチ「嘘じゃないよ! さっき救急車に運ばれていったの見たから!」

ヒジリ「嘘よ! そんなジンが! どうしてそうなるのよ!」

ソウヤ「聞いた話だとあいつ、病気の犬が道端で寝ているのを見つけて、それをトラックが轢こうとしたから庇おうとしたらしいんだ。はは、あいつらしいよな……」

サチ「ぐすん……ジンくん……」

ヒジリ「くっそー!! ジンがいない世界なんていらない!!」

N:道路に飛び出すヒジリ、そこに大型トラックが突っ込んでくる。

ソウヤ「ヒジリー!!」

ヒジリ「きゃっ!」

N:ソウヤがヒジリを突き飛ばす。ソウヤはヒジリを庇ってトラックに吹き飛ばされる。

サチ「ソイヤーーーー!」

ヒジリ「嘘、私のせい!?」

サチ「そうよ! あんたのせいでソウヤが! このメス豚!!」

N:正気を失ったサチはヒジリの髪を引っ張った。

ヒジリ「痛い! 痛いよサチ!」

サチ「あ! ごめんね、私、正気を失ってたみたい……ごめん!」

ヒジリ「いいんだよ、私が全部悪いんだもの」

N:そこにまばゆい光が降って来る。光の中心にいたのは狼とナルキッソスだった。

ヒジリ「サチ! あれ! 幸あれ!」

サチ「ジンと、ソウヤ!?」

ジン「俺達は元気だぜ」

ソウヤ「だからなかないで、お前達は生きていってくれ!」

N:ジンとソウヤは光の中に消えていった。後に残された二人は一瞬なきそうになるが、ジンたちの言葉通り、生きていこうと誓うのだった。
  果たされなかった約束(プロミス)とはなんだったのか。それは彼らだけの秘密である。

  

  続かない。


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