ポルタヴァ Искра 注釈

*1ゲトマン――軍政と民政を掌握するウクライナ・カザックの長官。ここではマゼパのこと。
*2教子――ここでいう教子は自分が洗礼をほどこした子のことをいう。
*3馬尾と鎚矛――ゲトマンの位の標章。馬尾(ブンチューク)は戟の先に馬尾をつけたもの、鎚矛(ブラヴァ)は棍棒に似た中世の武器。
*4塩とパンと聖油――塩とパンは食物、聖油は心の悩みを鎮めるもの。
*5小ロシヤ――革命前に用いられたウクライナの称。
*6乞食、ジェスウィット、ドゥーリスカヤ――ジェスウィット教徒ゼリヨンスキー、ドゥーリスカヤ公爵夫人、祖国から追放されたあるブルガリヤの大主教がマゼパの裏切りの主な代理人であった。この後者が乞食の格好をしてポーランドからウクライナへ往復した。
*7ベーラヤ・ツェルコフィ――ウクライナの村、そこに一時ゲトマンの本営があった。
*8ジカーニカ――コチュペイの村。
*9スウェーデンの勇士――カルル十二世。
*10呪詛(アナテマ)――教会の呪い、破門。
*11刑吏(カート)――ウクライナ語。ロシヤ語ではパラーチ
*12パレイ――シメオン・パレイ、ポーランド地主にたいする闘争におけるウクライナ・カザックの主要な指導者。すぐれた騎手であったが、勝手な襲撃をしたためマゼパの訴えにより、エニセイスクに流刑された。
*13チェチェリ――マゼパの共謀者、メンシコフの軍にたいしてバトゥーリンを必死に防衛した。
*14ナルワ――エストニヤの町。ここでピョートルの指揮する軍が、当時18歳であったカルル十二世の軍に惨敗した。
*15A M D―― Ave, Mater Dei(聖母に幸あれ)





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