紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ) -episode.1-
作者:たかはら たいし

 =はじめに=
 この台本はコメディ台本です。
 台本中にある誤字や、脱字。説明不足な部分や、トンデモ展開も総て仕様です。
 真剣にやるとよりいっそう面白いかと思います。

 =ルール=
 ・ミュート禁止。笑い声もオンマイクで!



高嶋 エジソン(たかしま えじそん)♂
覇王樹 妖香(はおうじゅ ようか)♀
天竺 法士(てんじく のりと)♂
伊達 男(だて だん)♂
水戸 ウイリアム(みと ういりあむ)♂
雨無 鈴(あめなし りん)♀
ナレーション(なれーしょん)♂♀





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N:駅前で募金活動に励むエジソン

エジソン:募金をー、恵まれない子供たちに募金をお願いしまーす。

エジソンN:はー、誰もお金を入れてくれない…人々は何故お金を入れてくれないのであろうか?

N:エジソンの素へ笠を被った迫力がある男がやってくる。

天竺:ちょっと、きみ。

エジソンN:なんだこの人、迫力があるぞ・・・

N:エジソンはたじろぎ、4歩ぐらい後ろに下がり後退した。

天竺:正直、人間とはどう思うかね?

エジソン:え?

エジソンN:この人は何を言っているんだ、迫力があるぞ・・・

天竺:僕の名前は天竺 法士、君の名前は?

エジソン:高嶋エジソンです。

天竺:エジソンか、いい名前だ。

エジソン:僕のお婆ちゃんはイングランド人で、お爺ちゃんが付けてくれました。

天竺:ああそうか。高嶋くん、僕と一緒に来てくれないか?

N:天竺から事情を聞いたエジソンは募金箱をロッカーに置いてきて車に乗った。

エジソンN:無理矢理、車に載せられてしまった・・・僕はどこへ連れて行かれるんだ・・・

天竺:きみ、“音出箱(ラジオ)”でも聞くかい?

N:天竺が運転するイプサムの中に軽快なメロディが響いたのであった。

エンジン:あ、・・・まさか、この歌は・・・・

天竺:ふふふ・・・

天竺:ここが私たちのアジトだ。

エジソン:く、暗い・・・!!

N:廃ビルの中の中を歩いていくエジソン。

天竺:ただいま世俗より舞い戻った。

男:おお、早いじゃねーか。

妖香:もっとかかると思っていたわ。

天竺:鬼子母神の導きがあればこそだ。

ウイリアム:諸行無常(※“しょぎょうむじょう”と読みます)、というわけですね。

天竺:その通りだ、ふふふ。

妖香:うふふふ。

男:わはははは。

ウイリアム:はっはっは。

天竺:ふふっふ。

エジソンN:なんなんだ、この人たちは。

N:たじろぐエジソン。

妖香:その子が新入り?

ウイリアム:僕達の新しい仲間というわけですね!

男:俺達の新しい仲間っていうわけだな!

天竺:そうだ、ちょっときみ、自己紹介してくれないか。

エジソン:ぼ、僕は高嶋エジソンです・・・うわァーッ!

N:エジソンへと坊主頭の男がブレイクダンスをしながら近づいてくる。

男:俺の名前は男、伊達 男だ。

N:エジソンの背後から眼帯をした女性がロボットダンスで近づいてくる。

妖香:私は妖香、覇王樹 妖香よ。

N:エジソンの真上、天井に逆さ吊りになっている無表情な少女。

鈴:拙者は鈴と申す武人(もののふ)だ。

N:エジソンの前からパーカーを着た男がやってきた。

ウイリアム:水戸です。

エジソン:な、なんなんだこの人たちは・・・

天竺:僕達はダンスグループ、“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”だ。

エジソン:ア、“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”!?

男:なんだ、俺たちの事を知らないのか?

鈴:知らなくて当然だ、我々は夜の暗闇に紛れ活動しているのだからな。

妖香:私達は丘野上駅前で夜中にダンスをしているの。

エジソン:ダ、ダンス?天竺さん、これは一体どういうことなんですか?

天竺:ふふふ・・・喝!!

N:笠を真上に投げると、小刻みな動きと共に前転をして落ちてきた笠をキャッチしてもう一度笠を真上に投げて再び笠を被る天竺。

エジソン:す、すごい迫力だ・・・・

天竺:高嶋くん、紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)に入らないか?

エジソン:なんですって!?

男:なんだって天竺、こんな奴を仲間ニダ!?俺は反対だぜ!!

N:坊主が怒り出した。

妖香:男の言う通り、彼なんかじゃ役不足じゃよ。

鈴:武士(もののふ)も納得がいかぬな、踊りとは常に死が付きまとう。

ウイリアム:天竺、どういう事かご享受いただきたいのですが。

天竺:エジソン君が駅前で募金をしていたから連れてきてみたんだ。

妖香:高嶋くんは、得意な踊りはあるのかしら?

エジソン:え、踊りですか?

ウイリアム:僕達、“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”は“満面笑顔地点(ピースフルポイント)”を目指して活動していま。

男:生半可な“実力(スタイル)”じゃ、付いてくる事は愚か、“五体満足(フルボディ)”じゃ済まないぜ。

エジソン:そんな・・・、僕は踊りなんてやった事なんて殆どありません・・・

妖香&男&ウイリアム:はっはっはっはっ。

天竺:あはは。

鈴N:天竺め・・・、こいつは何を考えているのだ、真意が読めないぞ。

エジソン:なんで、なんで、こんな事になってしまったんだ・・・

妖香:さぁ、踊ってごらんなさいよ。

男:Let's!!dance!!get ready!?うりゃああああ!!

ウイリアム:実力を観察させていただきましょう。

鈴:この眼(まなこ)に刻んでみるのだな。

N:4人がエジソンに詰め寄ってきた、その刹那。

エジソン:はぁ〜、よいしょ・・・やぁぁぁぁ〜れんそーらんそ〜らんよいよい!!

男:ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!

N:ソーラン節を踊り出したエジソンの渾身のエルボーが男の顔を捉えた。

妖香:な、なんですって!?

ウィリアム:これはまさか!!

鈴:これは驚いた・・・

男:痛てえよお!

N:両手で顔を抑えて床を転げ回る男。

天竺:ふふふ、僕の目に狂いは無かった。

エジソン:はあああああああああ!!よいよいッ!!やああああれんそおおおらんそおおらん!!

鈴N:天竺め、恐ろしい奴よ・・・一体何を考えておるのだ・・・

エジソン:よいよい!!やあああああああああああれえええええん!!そおおおおおらん!!

ウィリアム:そうか・・・そういう事だったのか・・・・

エジソン:はあああああああ!!よいよい!!ああ!!よいしょ!!

妖香:貴方がエジソンを誘った“理由(リーズン)”がわかったわ・・・

エジソン:やああああれんそおおおらんそおおらん!!よいよい!!!

男:踊りに対する熱意、見かけと違って“魂限界(ソウルフル)”な奴じゃねーか。

エジソン:はあああああああああ!!よいよい!!やああああれんそおおおらんそおおらん!!

天竺:・・・もういいかな?

エジソン:は、はい・・・

天竺:4人とも、身を以って、エジソン君の実力がわかってくれたのではないかな。

妖香:じゃあ、三ヶ月後の“謝肉祭(カーニバル)”は・・・

天竺:ああ、“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”上位三人を選出して出場する

N:天竺の言葉に“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”にどよめきが起こる。

男:ぐはははは、血がはぎるぜぇ!!

N:顎を片手で抑えながら、ブレイクダンスを踊る男。

妖香:この時をいかほどに待ちわびていた事か・・・“衝撃(インパクト)”で体が疼いてしまいそうよ

N:軽快なステップを踏みながら、元気いっぱいの笑顔を見せる妖香。

鈴:拙者は拙者の武を極めるのみだ・・・

N:腰に挿した名刀、菊一文字(きくいちもんじ)を鞘から抜く鈴。

ウイリアム:ほう、チーム内での“黄金式舞踏決闘(ダンスデュエル)”というわけですか

N:ウイリアム。

エジソン:そ、そんな・・・、僕は踊りなんてやったことないのに・・・

天竺:くっくっく・・・

天竺N:太陽神ホルスの導きの下に集った我々“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”
高嶋というキーを挿した事によって、いよいよ“運命の歯車(デスティニーフォーチュン)”の時代が来たのだ。
“究極の天(ウルティマヘブン)”へと続いでいるであろう“運命の歯車(デスティニーフォーチュン)”は動き出した。
だが如何なる歯車でも“油(オイル)”を差さねば錆びて動かなくなり回転は止まってしまう。
それならば運命の申し子と言われているであろう天竺 法士が無限の軌道を描く歯車となろう、ふっふっふっ
だが、やはり歯車は歯車でも“油(オイル)”を差さねば錆びて動かなくなり回転が止まってしまうものだ。
この“激滅退滅僧(ギガスレイヤービショップ)”天竺 法士にとって踊りなど単なる児戯に過ぎぬ。
動かない歯車など歯車ではないのだ。回っていなければ歯車ではないという結論に決着が付いた、ふふふ・・・。
故に・・・、この天竺 法士改め“紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)”、謝肉祭(カーニバル)の頂(いただき)を必ず手にするぞ。
“激滅退滅僧(ギガスレイヤービショップ)”天竺 法士が無限の軌道を描く歯車に必ずなってやるさ。

N:紫水晶の三位一体(アメジストトリニティ)の一員となったエジソン。
謝肉祭出場をかけて繰り広げられるチーム内でのバトルに勝ち残る事が出来るのだろうか・・・
いよいよ、運命の歯車は動き出した。


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